渋谷FMで番組収録&韓国オンラインコンテンツ事情簡易報告

昨日はCCの会合で知り合った寺石さんに誘われて渋谷FMのラジオ番組へ出演してきた。

YouTubeやプランニングの時に大切にしている「ドライブ感」についての話をしつつ「共感覚」や「情報世界の未来としてのオプティマイズ」についてなどなど好きに話させていただいた。個人的には伝説の名曲「マッチョドラゴン」をかけることができたのが一番うれしい。

放送は8月3日とのことである。

僕の次の回のゲストはドミニク・チェンさん。

なんとも不思議な縁である。

先日のクリエイティブコモンズの会合がきっかけだったのだが最近は意外な出会いというか再会が多い。

清田クンと銀座の街で見かけたりとか、不思議なタイミングが頻発している。

基本は「俄マインド」にキーがあるように思う。しかし、いつもひとりで録音しているポッドキャストと違って対話だとかなり話やすい。対話サービスをつくればポッドキャスティングもグワッっと広がるだろう、というのは僕の持論だがポッドキャストに限らず、ブログサービスもよりエージェント的というかインテリジェントでエンターテイメントなフォーム(エディタ)があったら全然違うものになっていくんではないだろうか。

CGMの次のステップは制作環境のスマート化にあると考えている。

■近況 その1野馬追い

そういえば先週は野馬追いに参加した。今年は素晴らしい事件がおこった。なんと弟分の「ダイ」が一番旗を獲得するという快挙を成し遂げたのである。この件については週末にでもポッドキャストでレポートしたい。野馬追いの映像もDVDカメラでしっかり録画したのでこれもお盆にはYouTubeにアップする。(DVD一式は時間の関係で福島の親友宅にあり、アップできるカタチにファイル変換する時間がなかった!)

少なくともスタッフとして参加していた20人くらいはかなり喜んでみてくれるはずだ。

その他、野馬追い前日は親友のヤマダの結婚式。高校時代の友人と十数年ぶりに再会。時を忘れて話し込んだ。良い式だった。

■近況 その2 Cyworldは「お寺ビジネスモデル」

その前日、東大でオンラインゲームの専門部会に参加。こちらも最高に面白かった。なんといっても「魏 晶玄」先生のプレゼンが爆笑であった。韓国の最新オンラインエンターテイメント事情についてのレポートがインパクト満点。韓国ではポイントシステムを抜け道にASP的にオンラインカジノサイトが使いPC房がパチ屋と化しているとのこと。これによってオンラインゲーム先進国の韓国オンラインゲーム業界がダメージを受けることを懸念されていた。この話はかなりインパクトがあった。注目すべきはやはり「Second Life」だ、と断言していた。ここに次代のビジネスモデルの幼芽があるのだ、と。

更にだ、僕が衝撃をうけたのはCyworldの事例とNaverAfreecaの事例。これらの案件については日本のメディアではほとんど報じられていないのではないだろうか?

まず、Cyworldだがこのサービスで動くお金の規模は年間100億円に達している。その鍵となっているのが「お寺型ビジネスモデル」という概念。普通のウェブサービスでは利用料やコンテンツは自分の為に購入される。ところがCyworldではほとんどのコンテンツ(アイテム)は他者への「プレゼント」として利用されているというのだ。自分が10円のものをもらったら相手には20円返したいという心理、ここをうまくつかみ、これまでのサービスの利用方向(自分の為)とは異なるカタチの消費スタイルをつくり出したのがCyworldの成功の鍵だったという解説は妙に説得力があった。このカタチはお寺のビジネスに近いと先生は指摘していた。お寺にいってお経を唱えてもらってうれしかった、ありがたかった、そう感じた時はお布施を渡す、それと同じだというのである。実体のないものに対してお金を払う場合、それは体験に対する対価として機能している必要があり、Cyworldは古来からあったお寺モデルをネットに組み込むことに成功した事例とのことであった。

Naverに関しても韓国ではGoogleやYahoo!コリアを遥か引き離し70%強のシェアを有するモンスター検索サイトだというのだから驚きである。これらの情報は日本にいて日本のメディアをみている限りでは全く情報が入ってこない。ほんとに胃の中の蛙もいいところである。Naverの特色だがはてなに似ている。Yahoo! answersと似ており、ユーザ同士によるQ&Aコンテンツを検索結果として表示し、ネット上の情報をナビゲートしていく。日本でははてなはネットやIT系に特化しており、役立つ回答はそれほど得られないのだが韓国の場合はオーマイニュースが成功しているように市民による積極的な情報生成参加が進んでいて、かなり充実した使えるQ&A検索が成立しているのだそうである。ユーザ間のやりとりをつかって会社がビジネスを成立させるというモデルとのことだ。

最後のAfreecaについてもあの場ではじめて知った。簡単にいうとYoutubeなのだが違うのはアップされたコンテンツがアーカイブ化されないことである。事例としてはワールドカップの試合をAfreecaで中継し、試合を自分で解説をしているユーザがいてそれをみている他のユーザも数百人単位でいたそうである。ただ著作権の問題があって途中からは放送はTVで試聴してもらい、解説のみをAfreecaでキャストするというやり方に変わったそうだがそんな放送をみているユーザがけっこういるのだそうである。

「皆さん、これはいったい何なんでしょう?」

と先生も笑っていた。でもそういうことなのだろう。ひとつのコンテンツが多層的な視点でライブに再生成されていくというのがネットでのコンテンツ視聴の新しいスタイルになる、というのが僕の考えである。

とざっとではあるが韓国オンラインコンテンツ事情についてレポートしてみた。他にも出してないネタがいくつかあるのでまた紹介していきたい。ひとつ思ったのは「情報は人と場所にあり」である。本にでたり、ネットにでているものは大した情報ではない。一番ダイナミックな情報は人の中にある。そう思うこの数週間であった。

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