HMVで音楽検索について考えた

昨日、インデアンカレーでお昼(といっても午後5時)を食べた後、ふと思い立って調査もかねてHMV銀座に寄った。

CDショップにいく機会はこの数年で激減した。

銀座のHMVも様変わりしていた。

数年前までは邦楽のCDコーナーだったフロアの一角はすべてDVDに置き換わっていた。

洋楽・邦楽・ワールドミュージック・ジャズ・クラシックがCDスペースとしてまとめられていた。

音楽CDのスペースが二分の一くらいに圧縮された感じである。

試聴用のCDプレイヤーも久しぶりである。

使い始めて10秒後。

強烈に違和感を感じた。

この10年、試聴方法については全く進歩していないのではないか?

Virginのショップ(あるいはタワー)では多少違った試みがなされているようだが僕のような素人がCDを選ぶ際の使い勝手は不便極まりない。なぜこうもユーザインターフェイス、ユーザーエクスペリエンスが無視されているのか理解に苦しむ。

まず、試聴の際のCDアクセスが全くよろしくない。ボタンを押してから再生されるまでのあのタイムラグでやる気が失せてしまう。理由は多々あるだろうけれどなぜ楽曲をサーバで管理しないのだろう。やろうとする努力でいいからみせて欲しい。

また試聴のタイミングと方法も甚だ疑問である。なぜワイヤレス環境で試せるようにしないのか?現在、ワイヤレスプレイヤーは不在である。

それは理由にはならない。開発すればいいだけではないだろうか?

リアル店舗にいく。試聴パネルがある。ワイヤレスプレイヤーでパネルあるいは現物を確認しながら音源を試聴する。それだけで楽しみ方が大きくかわる。人が聴いている場合、その試聴が終わるまで待たなければならないという構造がそもそもおかしい。あれによって失われている商機会はどれほどのものだろう。

リアルなCDショップはメディア化していくべきである。

体験としてコンテンツを販売できる希有なポジションにいるのだからそれを利用しない手はない。

またリアルショップでダウンロード販売がなされていないのにも驚いた。

いや、それ以上に

「値段はともかくこのCDというモノがいらないな」

と感じている自分に驚いた。そう、数枚CDが欲しいと思ったのだがパッケージがあったので購入をためらってしまった。曲を確認するイコンとしてCDやパッケージはあって欲しいが曲そのものはデータとして持ちたい。曲を買ってエンコードして、iPodに入れて、という行程をバイパスしてその場でiPodに曲を入れられたらいいのに。

その場でリアルタイムにiPodで購入できるチャンネルがあってもいいではないか?

AppleストアがiTMSをリアルに併設していたら僕はそっちで買うだろう。モノとしてCDについてくるパッケージやテキストといった情報はオンラインで代替してくれればその方がうれしい。

自分のログとして楽曲情報、パッケージ情報をオンライン上に無期限ヒストリーを持ったままストレージできるならそれこそ僕の理想である。書籍もそう。ブツとしての書籍を買うと一緒にデジタルデータへのアクセス権も購入できているという状態が理想。紙の書籍はテキスト検索の面で圧倒的に弱いし、所蔵に限界が発生してしまう。書籍のオンライン所有を要希望である。書籍に関してはダウンロードという形態は過渡期のあり方で本来はアクセス権で管理すべきデータである。

だからいまだにパっとしない。

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