サテライトオフィスの効率性

今日は自宅で仕事をしている。

数年前だと回線とサーバ系インフラの関係で自宅では仕事にならなかった。
しかし最近は自宅も光回線になりオンラインに数百ギガのファイルスペースと自由になるハイスペックなサーバが数台あるので自宅にいてもオフィスにいてもあるいは田舎にいてもほぼ同じ作業環境が得られるようになった。

先週から導入したデルの24インチのディスプレイが強烈に仕事の効率を上げている。プランニングに関しては自宅での作業の方が圧倒的に生産性が高い。知的労働の生産性をパーセンテージで示すのは難しいが感覚的には180%位、脳の回転があがっているように思う。

勿論、アウトプットの量と質も変化している。
脳内部で処理できる可視化領域がグンと広がった感じといったらいいのだろうか。

これまではバーチャルディスプレイ状態でスワップ気味に脳側のイメージング処理でこなしていた作業から解放され脳が思索とプランニングそのものに集中できる状態になった。

客観的に自分のプランニング作業を観察してみるとアスリートのトレーニングと似ている部分が多い。どのタイミングで脳内の思考を画面あるいは紙面の上に顕在化させるという作業を始めるかのおおまかな目安を決めておき、そこに向かってインプットやその他をチューニングしていく。ここらあたりが限界だなというポイントのギリギリのところまで粘って、あとは一気に仕上げる。

通常のプランニング作業の場合はこれを数回繰り返す。コンセプトワークから入る場合は膨大な量のスケッチをつくる。見た目は面白そうに思われがちだがプランニングを見えるカタチに落とし込む部分はかなり地味な作業でもある。そしてだいたいの人はこの作業があまり好きではない。そのくらい負荷がかかるのである。

たとえていうならば一連のプランニングサ行は受験の小論文を書く感じとかなり似ている。書いている間は集中しているから楽しいも苦しいも何もないのだが書き始めるまでの期間が尋常ではなく重い。
また、ある程度、脳を慣らしていないと回線がパンクする。

毎日、毎日、来る日も来る日も小論文を書く時の精神的なS字カーブと戯れるのがプランナーかな、と思っている。タイプにもよるだろうけれど。

話をサテライトオフィスに戻す。

こうしたプランニング作業はインプットの場面やブレストの場面ではコミュニケーションが必要でありオフィスなどの公共スペースが有効だが最終段階でのアウトプット作業はひとりでやる必要がある。この作業によって企画にダイナミズムの遺伝子を組み込む。このフェーズは宇宙の摂理というか。脳を中継地点としてシナプスの海からダイナミズムの源流をくみあげる感覚である。小説を書くのでも絵を描くのでも同じような孤独で負荷が高いけれどやっている間は異常な集中という状態があるのではないだろうか?
で、この作業が非常に重いわけだ。
これをやった後にまたコミュニケーションによって企画をドライブさせていく。

この作業を以前はずっと自宅でやっていたのだけれど最近はリズムをみつけた。オフィスでインプットとコミュニケーションによって脳に情報の点を打っていく。翌日は自宅で脳に負荷をかけ、ダイナミズムをくみ込む。翌日、またコミュニケーションで企画をドライブさせつつフラット化させる。

このサイクルを意図的にプログラムに組み込んでいくと脳にリズムが出来、効率的な企画作業をマネジメントできるようだ。この方法は一般的な会社での作業にも有効だと思う。企画作業をサイクルでとらえ、フェーズ別に環境を切り替えることで効率化が促進されアウトプットの質は向上する。更に作業環境そのものもフェーズ別に切り替える。

というようなことを最近は実践・実感している。

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