今晩のNHKスペシャル「夫婦で挑んだ白夜の大岩壁 白夜の北極圏・高さ1300メートルの大岩壁に挑む伝説のクライマー夫婦指を失った手足で挑戦墜落の恐怖」は必見

沢木耕太郎の「凍」の主人公である山野井泰史夫妻の特集である。
エベレストへの挑戦で手足の指を失っていこうTVメディアに登場するのは情熱大陸以来ではないだろうか。

僕のブログでも「凍」を読んだ時のエントリーがあった。

彼女も有名なクライマーで両手足の指を凍傷で失っている。それを聞いて驚いた。奥さんは朗らかで悲壮感もない。
手足の指を失うほどの重傷を負ってもこんな風に振る舞えるものなのか、と思った。
さらに数ヶ月後には彼ら二人は8000メートルクラスの山に挑むのだという。

こんな人たちもいるんだなあ、と少し羨ましさを感じた。

しかし、「凍」で語られる彼らのクライミング体験は凄まじいの一言であった。
高度7000にある絶壁の雪面を削り50cmくらいの棚をつくる。そこにテントを張る。テントといっても幅50cmである。
落ちれば1000mは転落し死亡だ。

そこで一夜を明かすのである。そして四肢の指を凍傷でなくし、下山時には雪崩にまきこまれ、
極寒の中を今度は絶壁に吊されるように立ったまま一夜を明かす。更に翌日は絶壁に宙づりになり、
ブランコのような形で上空1000mで一夜を明かす。

読み返すと「凍」の衝撃が蘇ってきた。

■関連URL
山野井通信
NHKスペシャル「夫婦で挑んだ白夜の大岩壁」


“垂直の記憶―岩と雪の7章” (山野井 泰史)


“凍” (沢木 耕太郎)

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