蛾がサイボーグ?!

下記は開発中のサイボーグ蛾の映像である。
外部情報によって生体システムがコントロールされている。

以前、似たような映像をみたことがある。
マウス(ネズミ)の脳に電極を刺してコントロールする実験の映像である。
Dn6429-1 264
このようにマウスの脳にデバイスを埋め込み、ロボット化するプロジェクトが進められている。
Rat Brain Implant
写真だと更に生々しい。

これらはロボットラットと呼ばれていた。
マウスの場合は脳がある程度複雑だから可能なのかと思っていたのだが上記のサイボーグ化された蛾の映像は更に驚くべきものだった。

蛾の操作には筋電への電機刺激、ニューロンへの電気刺激、及び超音波パルス、フェロモンなどが情報伝達物質として用いられる。(フェロモンによる操作というくだりは強烈に面白い)
操作用のデバイスである超小型機械システムは一般的に「MEMS(メムス)」と呼ばれている。こうしたシステムを生体に埋め込むことで生命体が持つ生体システムを外部情報によってコントロールする。

蛾の実験に関してスゴイと思ったのはデバイス(MEMS)のエネルギー供給問題を蛾の筋電稼働エネルギーによって解決しているところだ。蛾にバッテリーを持たせるわけにいかないので映画「マトリックス」のように生命体の活動を電気エネルギーに変換し、それをデバイスの稼働用エネルギーにしているのである。

こうした実験や映像をみていると生物とは「情報生命体」なのだということにあらためて気づかされる。
我々は「意思」を大事なものだと思っている。
しかし、「意思」とは五感をはじめとする我々のもつセンサーがかき集めてきた情報群が社会化することによって発生する自律的な振る舞いのことかもしれない。

経済の問いも遠からず情報と生物の問題に向かうのだろう。
「行動経済学」への注目はその傾向を感じさせる。

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