映画『”ANVIL”アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』 そして最後、東京に涙した


前から観たいと思っていた映画「ANVIL アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」をようやく観ることができた。
忘れる前に書き留めておきたいのだが最後の最後で不覚にも涙してしまった。

ANVIL(アンヴィル)は1980年代に活躍したバンドだ。
1982年のアルバム「メタル・オン・メタル」はメタリカなどにも大きな影響を与えた、とのことである。
アンヴィルはその後、ブレイクすることなく消えていったかに見えた。
しかし、彼らはバンド活動を続け30年経ったいまでも音楽活動を続けている。
映画は現在の彼らに焦点をあて、13枚目のアルバム制作の過程を描く。

内容については実際に観てもらった方がよいと思うので詳しい記述は控えたい。

僕が涙したのはこの映画の最後の最後のワンシーンである。
その直前、彼らは二十数年ぶりに東京の地を訪れた。
そこには世代を超えた観衆の姿があった。
そして「やさしさ」を形にしたような空気があるようにみえた。

そのシーンも印象的だったのだが僕がグラっときたのは最後の最後に彼らが渋谷の街を歩く場面だ。

見慣れているはずの渋谷の街は夕暮れと夜の狭間で別な世界に見えた。

そして、リップス(ボーカル)の目は子供のようであった。
感情を疑いもしないそのまなざしに心を動かされた。

あんな目で街を眺めることができたなら、その瞬間、その人は間違いなく幸せだろう。

できることなら日々、あのようなまなざしで生きたい。
素直にそう思った。

東京の街とそこを歩く外国人ミュージシャンの姿にしばし心を奪われ、久しぶりにブログのエントリーを書く日曜の夕暮れであった。

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