あなたの脳は健康ですか?

脳トレのコピーみたいだがそうじゃない。

先日、某プロジェクトチームで話をしていたとき健康の話になった。

先日のNHKスペシャルを観た直後は「偏った食事はいけないよな」とか「野菜だよやっぱり」と思ったのだがそうすんなりとも納得がいかない感じが残っていた。

そういえばビル・ゲイツはマクドナルドのハンバーガーばかり食べていたし、偏食でも健康な人ってけっこういる。

「脳が健康かどうかが重要なんじゃないかな」

と言われて「あー、なるほどなあ」と思った。

身体をコントロールしているのはホルモンでそれは脳でつくられている。

ホルモンのバランスが崩れると身体もおかしくなる。

バランスのとれた食事によってかならずしもホルモンバランスがベストの状態になるわけではないだろう。食事のバランスも大事だが脳のバランスはもっと重要だ。

食事によって脳内部のバランスも影響されるだろうけど、即効性からいうと思考をほぐしていくとか脳の回路のバランスを調整していくということも同じくらい大事だ。

摂取カロリーが消費カロリーを上回ると肥満になる。

消費カロリーをおさえるのはかなりの部分、精神的な要素が大きい。

精神的な満足と食物に対する渇望はリンクしているように思う。

仕事でも遊びでも集中していると食事のことを忘れている。

ストレスを感じると何か食べることで脳の状態を変更したくなる。

あたりまえの話になるが脳と身体(食)と両方のバランスがとれていることがベストなのだろう。

それを考えるとGoogleの政策は人にとってベストな状態を提供しうる環境をつくっているのかもしれないなあ、と思った。

食に限らず、仕事、プロジェクト、人間関係、そのすべてにおいて物理的な要素におけるバランスと脳的な活動のバランスの両面がどのような状態にあるのかをモニターし調整していくということが国や企業や組織における統治(もちろん個人内部のマネジメントにおいても)では重要になる、というか、そうなるべきだと思う。

職業柄なのだろう「この人、こうしたらこうなるだろうなあ」ということをよく思う。

人には偏りがある。

人によってこだわるポイントが違うだけでどの人にも偏りがある。

僕が天才だと思う人の多くはこれがない。

「精神的な肩こりがない」といったらいいのだろうか。

思考が素直かつ、おおらかである。

ああいうのを自然体というのだろう。

一緒に時間を過ごすと自分の透明度が増した感じになる。

何がそうさせるのかわからないが普通に人に親切にしたり、優しくしたりということが出来るようになっている。

これもコミュニケーションのパワーだ。

あれは外的な要因がそうさせているのではなく実際に脳が変更しているのだと思う。

で、思うのだが人に優しくできることって実はすごく幸福な状態なのだと思う。

人は幸福を実感していると他者に対して優しくなる。

刺々しさは恐怖とか恐れとか守りのフェノタイプで脳のバランスが崩れてる状態なんではないかと僕は思う。

人柄とは別なレイヤーに脳バランス問題があって、普段はこれに気づけない。

いや、脳は自分の脳をモニターするのが得意ではなく、なかなか気づかないようにできているのだと思う。

人は他者とのコミュニケーションによって自分をモニターするみたいなところがあり、他者との関係の中でしか自分という差異は明確にならない。

このチャンネルがダイナミックな人もいるし、そうでない人もいる。

自分のものの見方を押し付けてくる人ってうやっぱりいるし、そういう人と話していると「世界が固いよなあ」と思う。

「善人だと思うけれどつまらないなあこの人」と思ってしまうこともあるし「クセが強いけど面白いなあ」という人もいる。

あとなんだって決めつける人もいる。あれはどこからくるんだろう。

思い込みって重要だけれど怖い。

なんだって固定的ではないと思うんだが決めつけてしまっている人はそれ以外を否定しようとする。

「自分はこう思うからこうしています」というのはわかる。でも言葉って大事で「○○だ」というのはどうかと思う

冒頭でいったように脳の健康バランスが重要なわけで何をやろうとそのバランスがとれていることに注目すべきで何をやらせないとかやらないとかいうアプローチは宇宙のシステムからズレちゃってるように思うのである。

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