東京に戻るなり今年2度目の食中毒症状、そして、2週間ぶりの東京の朝は意外に快適

昨日の朝方のことである。
痛みで目が覚めた。
この間の食中毒症状と同じ種類の痛みだと直感した。
のたうち回るが病院が開くまではあと3時間以上。
救急での対応は不可能との回答をもらっていたので毒性物質が体内から排出されるまでの数時間をどうにかしのげばあとは体力を戻せばいい、とはわかっているのだがそれにしてもこの痛みは…。

福島から帰りの電車に乗り込む時に駅の売店でクリームパン(なんと80円と異様な値段であった)を買った。
このパン、地元のお菓子屋が卸している。
懐かしさもあって買ったのだがこの袋を座席の下においておいたのがいけなかったのだろう。
「クリームパンは買ったらすぐ食べるべし」と心に刻みつつも痛みと格闘していたら、午前8時過ぎくらいにようやく回復した。
病気や怪我は不思議なことに病院がしまっている時間におきやすいようだ。

波乱含みのスタートであったが昨日のミーティングは無事終了。
高須賀さんのプレゼンも以前より随分わかりやすくなっていて、Lunarrのコンセプトがよりはっきりと理解できた。

体調がすぐれなかったこともあり、ミーティング後は仲間と軽く食事をして家に戻った。
午後12時前にはベッドに入った。

夢の中に図書館がでてきて、そこでネクタイをしめた石川さんと散歩しながら東京ビエンナーレ(そんなものないんだけれど)について議論していた。先日の夢にはCMUのヤマカワが出てきて「アバターエコノミクスについて調査レポートを書くといいよ」と言われた。

目覚めると午前8時30分であった。
実に9時間も眠っていたようだ。
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上記はベランダからみた朝の空である。
気持ちのよい朝だったので散歩に出かけた。
豊洲まで橋を超えて歩いていった。思索が加速されるのでそのまま「東京ガス:ガスの科学館」まで歩いた。
「ガスてなーに」というこの施設、どうせ子供だましだろ、と馬鹿にしていたのだが中は広く快適であった。
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上記は入り口のホールを階段の踊り場から見下ろした図である。
展示をまわりながらガスの仕組みについてはじめてきちんと理解した。
中央のブースで職員と思われる女性によるガスについてのプレゼンテーションが行われていた。
このプレゼンテーションがなかなか面白く、話に聞き入ってしまった。
ガスは超低温で液体化され運搬されるのだが実際に目の前で実演されるとぐっとひきつけられてしまう。
物理現象の持つ情報エネルギーに反応してしまう感じである。爆音や爆発音など普段体験していない情報に接するとそれ自体の意味とは関係なく「何だろうと?」と意識がそちらに向かってしまう。開館直後だというのに館内にはたくさんの子供達がいた。
これには驚いた。この種の施設は変に子供向けにチューニングしてある為、誰もいないとマンガっぽいアレンジが加えられた展示物が逆に寒々とした印象を与えることがある。入り口近くにある中華鍋をもしたインタラクティブな展示物を操作していたら、子供達がよってきた。
直径1.5mくらいの中華鍋のカタチをしたディスプレイの取手部分を揺すると画面上のチャーハンが実際に炒めているかのように動くという作品なのだが、子供達はこの作品を気に入ったようでこれでもかという勢いでフライパンを延々と揺すっていた。どう考えてもつまらないアトラクションにしか見えない。しかし、狂喜しながらバーチャルなチャーハンをつくりつづける子供達をみているとアトラクション自体はどうでもよく彼らは展示物を媒体として遊びとしてのコミュニケーション活動を行っているのだな、と思った。屋上があるのでのぼってみると芝生になっており、誰もいない。
暖かく気持ちがよいのでベンチにねころがった。
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雲一つない青空である。
見上げると飛行機が飛んでいた。
水面に浮かぶ昆虫のように見えた。
見上げながら、ヤサカさんはいまごろ飛行機で北海道だな、と思った。

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