コンビニの帰り道の楽園


久しぶりにブログを更新してみる。
とりとめもないことなんだけれど忘れないようにメモしておきたい。

コンビニからの帰り道、唐突に思った。
うーん、なんか考えようによっては楽園な気分だな、と。

これといって特筆すべき出来事があったわけではない。

その数十分前、iPhoneでTwitterのタイムラインをみると首相との会食の話やNHKスペシャルの話題が並んでいた。
僕は途中までみて出かけてしまったのだがNHKスペシャルはエチオピアに進出するZTE(中国の携帯機器メーカー)の特集であった。

で、途中までみていたらなんとなくビールでも飲むか、という気分になってコンビニに出かけていった。

それだけのことである。

15年前、深夜にお酒を買うのはなかなか大変なこであった。

当時は勝どきにすんでいた。
運河沿いにあったレイメイスカイレジテル(岡田奈々監禁事件のあったところだ)の2Fのお店が午前1時までお酒を販売している唯一の場所でそこを逃すと門仲のam/pmまでいかなければならなかった。
その頃は友人たちもよく泊まりにきていて、みんなお金も稼ぎはじめていたのでよくタクシーでビールを買いにいった。

外に飲みにいくにしても、銀座のどこにいったらいいのかわからず結局、どこにでもあるような店にいくことも多かった。
最近はだいぶお店も教えて貰ったのでちょっと奮発すれば驚くくらい美味しい夕飯を食べることもできる。

そんなことをボーっと考えながら3分程度の夜道を帰ってきた。
小学校の校庭と超高層のマンションの灯りが見えた。

部屋に帰るとNHKスペシャルの続きが待っていて、この後それを観ながら何かしら考察するんだろう。k
なんかいつのまにかいろんなことが自由になったなあ、と思った。

それが何だってわけじゃないんだけれど、これだけ自由に何でもできるのって、結構ハッピーだな、と思った。

ダイナミズムが薄れている、とか、希望がない、とかいろいろ煽りはある。
それはそれで面白いのでついついのってみたくもなる。

が、あとちょっとだけチューニングすればいいだけで、いまはかなりいいところまできているのではないかと思う。
あとほんの少し、一歩だけ押せば相転移な感じがしてならない。

結局、どこもかしこもダイナミズム万歳な国も人も社会もどっかの段階ではこうなると思うのだ。
いい感じの双六あがりな沈滞といったモードは避けて通れないんじゃないだろうか。

悲観もいいし、ポジティブもいいんだが、それらは単純すぎな気がしていて、別な軸でパチっとやらないといけないんではないかと。

品とか勢いとかとも違う軸。

なんだろう明日も晴れるならば夜明け前はきれいだ、みたいなノリというか。
夏に田舎で空を見上げるとリアルにプラネタリウムを超えてる感じというか。

結構、悪くないゾ、と思える脳。

まとまらないのだが1000年後には現在生きてる人の100%はいなくなっている。

どんな偉い人もスゴい人もこの時間、呼吸しているわけでそれにはかなりの価値がある気がする。
が、まあ、ほとんどの人とはリンクすることもなく、交差することもなくフェードアウトしていく。
でもそれでも価値はあって、そこにいるとかいたとか、それだけでも結構悪くないぞ、と思う。

日々は「俄」みたいなもんでカチカチいって過ぎていく時間で戯れてるわけだがこれが結構、楽しかったりもする。

「とりあえず生き残れ」

と師匠にいわれたのはもう15年前だろうか。

冒頭の写真はブログを更新しようとと思って机の上にビールと安いつまみを並べたものだ。
酔ったわけでもないがなんとなく何かを書き残しておきたかった。

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