iPhoneのアプリケーションへの雑感 〜小作品としてのアプリとウェブのインターフェイスとしてアプリ〜
iPhoneを使い始めて随分たつ。
手元にあるiPhoneには仕事の都合などでアプリケーションは100個くらい入っている。
しかし、頻繁に使用するアプリケーションは10個に満たない。
参考までに紹介すると
・Qik
・NatsuLion
・乗換案内
・食べログ
・Safari
・メール
・Googleカレンダー
上記のアプリケーションがiPhone利用時間の9割を占めている。
ゲームのたぐいはほとんどやらない。
調査のためにハイエンドと思われるゲームタイトルを購入してみたがやりこむには至らなかった。
映像の視聴に関しても同様でiPhoneで動画コンテンツを観ることはほとんどない。
移動時を除けばiPhoneで音楽を聴く時間は一日に30分以下である。
では僕はiPhoneで何をやっているのか?
「メールの確認」
「検索」
「Twitter(ソーシャルストリーム)」
「Qik(リアルタイム配信&動画撮影)」
など刻々とかわる情報に関する受発信作業を行っているように思う。
ゲームなどのスタンドアローンで稼働するアプリケーションはダウンロードした段階で満足してしまい、2〜3度起動するとあとはただの置物である。
と考えていくとAppStoreで配信されているアプリとしてゲームやエンターテイメント系の作品がメディアで取り上げられることが多いけれど、それらのアプリケーションは実際のところそれほど稼働していないのではないかと思う。
派手さには欠けるがTumblrやTwitterといったウェブサービス用のクライアントアプリケーションの方がはるかに利用時間、利用機会とも勝っており、なにげにプラットフォームとして生活に欠かせないものになってきている。
この傾向はますます進んでいき、iPhone自体がコンテンツやサービスを提供するというよりもオンライン上のサービスのインターフェイス(例えば僕の印象ではiPhoneとは「実体化したブラウザ」である)としての利用へと向かうのではないかと考えている。
iPhoneの画面にならぶアプリケーションのアイコン群を眺めていると小作品としてのアプリケーションとウェブのインターフェイスとしてアプリケーションという異なるタイプのアプリケーションが同列に並んでいる。それはそれで面白いが不便でもある。なにかこのあたりにも工夫ができそうな気がしている。
まだモヤモヤしているので引き続き、考察を続けたい。