言の葉の庭

なんだろう。 夏と雨と消え去る時間と真っ直ぐな気持ちと心が開くことの映画であった。 心がひらく。 その瞬間が45分という時間の中にたたみこまれ、ふくらみと凝縮が混在した点をつくりだしていた。 そこにあるのは時間であり、感 […]

映画「白夜行」 〜散見される異なる体系との接触

原作の小説を読んだのは10年くらい前だろうか。 キリハラというキャラに強い印象を持ったのを覚えている。 「編集王」という漫画がある。 その中盤に学生時代をフィクサーとして過ごす男のエピソードがある。 劇中、東大卒の特異な […]

映画「黒く濁る村」 凄まじい緊張感と濃厚な時間は今年No.1のインパクト

■映画「黒く濁る村」。 先日オンラインで予告編を観た際に惹きつけられるものがあり劇場に足を運んだ。 直感は正しかった。 まさかこの土曜にこのような作品と出会うとは思いもしなかった。 舞台は韓国のとある村。 ある宗教家の死 […]

祭りの準備 〜女優の競演にクラクラした〜

今夜はこれまたずっと視聴せずに放ってあった「祭りの準備」を観た。 2/3あたりまでみてビールが飲みたくなり、サンダルをひっかけて外に出た。 風が強く体が冷えそうであった。 戻ってきて続きを観ながらプレミアムモルツの黒を飲 […]

「愛のむきだし」 〜映画という体験について考えた〜

長いこと放っておいた「愛のむきだし」をようやく観た。 飽きさせることのない237分は脳に強烈な印象を与えた。 視聴し終えて久しぶりにブログを書いている。 下記は視聴直後に書いたTweetである。 「「愛のむきだし」ようや […]

「あの日、欲望の大地で」と扉の話

「あの日、欲望の大地で」を観てきた。 オープニングからいきなり引き込まれ、最後まで脳をフル回転させて観ていた。 時間と人が交錯し、最初のうちはどの時間に何が起こっているのかがわからなかった。 作品の特性上、内容については […]

「スラムドッグ$ミリオネア」のマドゥル・ミッタル(サリーム役)が素晴らしい存在感だった

ようやく「スラムドッグ$ミリオネア」を視聴。 全体を通してよい出来だと思うがストーリーよりも何よりもサリーム役(主人公の兄役) のマドゥル・ミッタルの存在感にノックアウトされた感じだ。何がってのをうまく言えな いんだけれ […]

映画「トワイライト」「ザ・バンク」「サーチャー2.0」

トワイライトの方はものすごい設定である。 万年17歳のバンパイアと普通の少女の恋愛アクション映画である。 あり得ないといってもいい。 雰囲気はTVドラマの映画版といった印象。 設定の違和感と「エッそれはおかしくないか?」 […]

ワイルド・バレット(でも原題は”Running Scared”)

ワイルドバレッドをみていたら突然、意味の固まりのような空気に包まれた。 何だこれは? と考えながらも左脳は必至にストーリーと映像を咀嚼しようと躍起になる。 しかし右脳はいっこうに夢から覚める気配がない。 ++++++ 能 […]