「旅のつばくろ」読了
沢木耕太郎の書籍を読むのは実に「凍」以来ではなかろうか。
いつも新幹線に乗るとトランヴェールで読んでいたせいか、知っている回を読んでいると新幹線に乗り込んですぐの時間が蘇る。
シートの背についているテーブルを出して、トランヴェールを読みながらよくビールを飲んでいた。
東北新幹線もずっと乗っていない。
コロナ禍のため、今年は南相馬の実家には戻っていない。
年末に同じ南相馬の小高には短時間いっていたのだけれど、実家には戻らず、スーパーひたちで仙台に向かい、そのまま日帰りで仙台駅から東京駅に戻った。
その時、トランヴェールの電子版があることを知った。
電子版にも「旅のつばくろ」は掲載されていた。
沢木耕太郎が三島から修善寺に向かう電車で吉永小百合と偶然出会う話であった。
それにしても「旅のつばくろ」をまとめて読んでみると旅先で居酒屋にいく記述が多い。ぜひ、居酒屋版「旅のつばくろ」も書いて欲しいと思った。