ギルドとしての企業
日経ネットITプラスの記事「会社は社員のサポート役に」
・マローンMIT教授に聞く」(パーマリンクじゃないのでいずれ消えてしまうのだろうなこの記事)の下記の記述。
一番面白いのは、企業そのものが中世の職人組合の「ギルド」的な位置づけになることだろう。
これまでは顧客に喜ばれる商品やサービスを開発するのは企業の責任だった。将来はその責任を個人が担い、成果に応じて対価を得る。
企業は社員が個人の力を発揮できるように「サポート」することに徹するといった、「個人」を中心とした組織が誕生するかもしれない。
全ての業種・仕事にあてはまるわけではないが、この感じ、実感である。
いまも昔も僕はプロジェクト単位で仕事をしている。仕事の仲間やチームとしての仲間はいるけれどいわゆる同僚はいない。
このスタイルでないとやりづらいタイプの仕事もある。
おそらく政治に関係することなどの一部はこのタイプの組織、ソリューションでやっていった方が効果を出しやすい。
変化をつくりだすためのチームは少数で構成される。
また、独立していなければならない。
ここで特徴的なのは意思決定のプロセスである。合議でもないし、代表権でもなく、チューニングなのである。非制御系によるコントロール、あるいは共感覚な計算プロセス(この語についてはいずれ説明します。
先日のとある天才の計算プロセスに関連しているのだけれど、これがまたかなり面白い。)といったらいいだろうか。
量子コンピュータの計算プロセスと似ている。
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