今晩はK-1だがもっと大事なものがある 〜「ザ・フロッグマン・ショー」第1回放送日である!!!〜
危なく忘れるところだったが今晩深夜2時45分より「ザ・フロッグマン・ショー」の第1回目の放送がある。明日以降、
ネットでガーっと情報が溢れてくると思うがかなり重要な日になると僕は認識している。
個人製作のFLASHアニメーションが30分番組として地上波で放送された日となるのである。
当面は作品の内容や出来不出来に話は終始するだろうけれど本質はそこではない。
「ほしのこえ」以降なりを潜めた感があったが第二波が届いた感さえある。
ネット上で発表されている作品群やYouTubeにあがっている映像をみて
「所詮、素人、クオリティが比較にならない」
というのは簡単だ。しかしそれは発展性の無さを示しているわけではない。むしろこの逆風感こそが重要なのである。
こういう逆風が吹かないところからはコンテンツというものは出てこない。僕個人の感覚だけれどこれは法則といってもいい。
新しいコンテンツはロジックとは違うところから出てくる。
どうしようもなく駄目だろうがレベルが低かろうがもの凄い数の新しいものがそこでつくられているということが大事なのだ。
この絶対数が閾値を超えたあたりで転換が生じる。ウェブも同じだった。最初の頃、
紙をやっているデザイナーにウェブの話をもっていくと鼻であしらわれた。
完成度云々を問うのは10年後でいい。
それよりもいまエネルギーがどこに集まりつつあるか、ここに注目しなければならない。
10年後に作品をつくっている人は誰なのか?
作品なんていまはまだつくったことがない人々が10年後の作家であり制作者なのだ。
前にも書いたが、
FFのムービーレベルのCGアニメーションがモデリングではなくパーツの組み合わせやモーションのリミックスでつくれるようになったらどうだろう。
高校生が劇場アニメーションをつくったっておかしくはない。
ネットで発信されている情報といってもYouTubeのメインは違法にアップロードされたTVコンテンツの録画映像だし、
CGは稚拙で劇場用作品に比べればFLASHアニメーションもしょぼしょぼである。しかし、それはいまの話である。
10年前にFLASHがでてきたときにFLASHの使われ方がいまのようになっているとは誰も思わなかった。あれだけ期待され、誰もがオォ!
、と思ったVRMLやウェブ3Dについては話を聞かなくなって久しい。
また、技術的にはそれほど革命的ではなかったブログがここまで広まっていると誰が予想しただろう?
と、話はふくらむのだが、まずはそんな未来の断片に触れるという意味でも今晩の「ザ・フロッグマン・ショー」
はぜひチェックしてもらいたい。
■たけくまメモ
「ザ・フロッグマン・ショー」制作発表会
■蛙男商会(トレイラー有)
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