高山復帰戦に隠された健介イズム
http://kakutolog.cocolog-nifty.com/kakuto/2006/07/post_53b9.html
この記事を読んで驚愕した。
健介はこんな状態で戦っていたのか。
心は動かされた。
しかし筆者も指摘するようにそれによって失われたかもしれない未来を危惧してしまう。
とはいえ、あの場面で健介以外に高山の相手をやれる人間がいただろうか?
格闘技的な強さと「魅せる強さ」は異なる。
魅せる強さにおいてはPRIDEなどのファイターとプロレスラーとでは能力に大きな違いがあるように思う。
例えばPRIDEのリングでのジョシュは魅せるのがうまい。
しかしプロレスのリングだとジョシュはあそこまでは魅せることができていない。
周りが更にうまいからだ。
高山も魅せるレスラーである。
(魅せるに関しては文脈作りからなにから全盛期の猪木がベストだと思うが)
だから、相手も魅せることができるレスラーでなければならない。
観客の意識に既にキャラが刷り込まれた相手でないと高山と魅せるステージをつくることは難しい。
となるとやはり健介は適任である。
小橋が倒れたいまプロレス馬鹿を体現するのは健介しかいない。
先日の武道館戦ではその健介さえも失われる危険性があった。
重傷のまま強引に試合にでていたこと、それを許してしまわざるえない環境。
それが現在のプロレス界のかかえる最大の問題なのであろう。
++++++
Dragon Gate(イケメンレスラーを集めたインディーズ系の団体)の人気もわかるし、嫌いではない。しかしあれはニッチであり、楽しみの種類が別種なのではないかと思う。
この投稿へのコメント