NHKスペシャル「ワーキングプア」、スターバックス会長インタビュー@CBS、亀田興毅プロモーション番組

■NHKスペシャル「ワーキングプア」

ひとり目の事例。住所がないと働けない現実が痛い。ある34歳の男性はどんなにがんばって働いても短期契約の為、技能が身に付かず、賃金も上がらず、家もなく公園から仕事場に通う、無限ループのネガティブサイクルから抜け出すことができない。

漬け物をつくる農家の夫婦の事例。これも衝撃的に痛い。朝5時から深夜0時過ぎまで働いている。しかし田圃からの収入はゼロ円。漬け物は年間300万円を売り上げて利益は30万円。生産能力、勤勉さとは全然違う理由によるワーキングプアという印象を受けた。漬け物をネットで販売するなり、マーケティング戦略を練る、プロモーションを行うなど基本的なアプローチがどれもとられていない。ビジネススキルの欠損と言うのは簡単だがシステムにおける問題も大きいんだろう。例えば四国の葉っぱビジネスで年収1000万円のおばあちゃんは毎日インターネットで価格チェックまでやってたりするんだが出来るプロデューサが村役場に赴任したことが発端だ。そういう人をたくさんつくっていく環境をつくらないと日本はしぼむんだろうか?

渋谷のクアトロに集っていた若者たちはちゃらいのもいれば下品なのもいた。しっかりしてそうな人もいたし、業界なヤツラがウゾウゾしていたりもする。大学生らしい子達もいた。

彼らの全てがすごく優秀というわけでもないだろうけれどネットワークはあると思った。その人にとってベストな情報がその人にいきつく環境があれば全ての人の能力があるべき方向にドライブしていく。勿論、これは安易なイメージであるがそうなって駄目ってことはないはずだ。

しかしなあ、どの事例もみているとみんなネットのパワーを使ってないのと全然、勉強してないのがすごく気になった。ネットなんて4万のパソコンと月に5000円くらいあれば24時間365日、使い放題でこれを有効に使えば勉強するのもかなり安上がりにできる。プログラムも語学もビジネススキルもなんだって、そこそこのレベルまではネットだけでも習得できる。そのためにモチベーションをマネジメントするのに必要とされる精神エネルギーは半端ではないけれど。

下に書いたCBSドキュメントで紹介されていたスターバックスの会長のハワード・シュルツ氏もかなり劣悪な環境で育ったそうだ。どこからこうした違いは生じるのだろう。環境もあるのだろうけれど何か別な要素もあって、偶然でもいいからどこかのタイミングで創造から生じる「ドライブ感」を感じる出来事があると脳に回路ができはじめ、それがポジティブスパイラルに転じて、うねりに転じるきっかけになるのではないだろうか。

■CBSドキュメント「スターバックス会長インタビュー」

スタバーックスの会長をはじめてみた。創業者だが自分でコーヒー店をはじめたのではなく、コーヒー店に営業していたサラリーマン。営業先のスターバックスという市場の近くにあった店舗に共感しその店で働くことに。様々なアイデアで店を5店舗にまで大きくなったところで店を買わないかと持ちかけられる。それを機に事業の発展へと注力。しかし当時50セントだったコーヒーを紙コップに入れて3ドルで売るというアイデアに投資する人は少ない。何事もそうだがイノベーションは普通には誰にも理解されない。それが故に価値があるのだが。

■亀田興毅特集

亀田興毅。19歳にしては下品だなあ、と思っていのだが番組をみるとかなり素直だ。言動、行動、パフォーマンス、全てがマーケティングよりな印象を受けた。父親のマーケティングセンスがバツグンで自分らの活きるスタイルを理解している。決して器用ではないがセンスはスゴイ。そして亀田興毅のボディは素晴らしい。魔裂斗もそうだが自分を時代に対応したカタチにプロデュースしていかないと現行のメディア環境を見方につけるのは難しい。ホリエモンもそうだった。メディアの是非はともかくとして合気道よろしく生命体あるいは情報エネルギー体という認識で対することはやっぱり必要なのだろうか?

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