山師万歳
今朝は5時頃に寝て、起きたらやまけんのイベントの開始時間をとっくに過ぎており、3秒で着替えて秋葉原に到着したころにはおにぎりも配り終わられ、ああ無情。
実は起きてからmixiをみたら隠れ女流作家No.1のユカ先生がスーパーエンターテイメントプロフェッショナルな文章を書いており、久しぶりに「康芳夫」の名前を目にし、思わず口にした言葉は
「グレート…。素晴らし過ぎるこの文章。世界は言葉で出来ている」
そんなで悦にいっていたら時間は滔々と流れていき、築地まで全力疾走(いや70%の速度だな)をこころみるも、秋葉原では我が友の講演が大成功のうちに終了へのカウトダウンを始めていたのであった。
やまけんと合流しPDAトークセッションを二人で笑いながら拝聴。
会場にあった京商のロボットがあまりにカワイクて担当者を捕まえて絶賛しまくっていたら、売っている店を親身に教えてくれた。
coco壱番屋の表面だけ愛想よくて内情はスーパービジネスライクな対応とは雲泥の差。これが好きこそものの上手なれであろう。
やまけんと分かれて母校の慶應大学に向かう。
ここで告白させてもらうが三田祭にいったのはこれが初めてである。
駅からしてすでにキャバクラ嬢ライクな女子がわんさかいてかなり、げんなりしたが気を取り直して、岩瀬氏の講演会場へと足を進める。しかし人波は尋常ではない。1m進むのにゆうに3秒はかかってしまう。
しかたがないので出店のウラを通らせてもらってあちこち探してようやく5号館に到着。岩瀬氏(オレは個人的に彼の文章の大ファンなのである)、予想以上にカッコいい。こんなにカッコいい若者がいたら誰だって投資したくなるというものだ。松本大氏が投資したくなったのも納得である。
話をききながら、彼といい我が友、愼之介といい、人物な人はみな既に共通意識を持っているのではないか?
そう思った。
妙に賢く振る舞うビジネスな人々とはカッコ良さの方向性が全然違う。
信念や思想や考える力のパワーは情報最適化のキーのひとつなのだろう。
キヨタ君、いまどこにいるのかわからないけれど、あんたがいってた「リアルインターネット」は現実化へと向かっているよ。彼がうちでぐにゃりと曲げてくれたスプーンはまだカチカチくっついたり離れたりしている。
優秀な人のオーラに感心と感動しつつ、速攻で三田祭会場を出て築地に戻った。
三田祭。
あの場にいた学生のすべてが能力を120%くらいまでドライブしていきなり社会的な行動活動をはじめたらそれにかなう企業や組織はないだろう。
学生運動恐るべし。
オレの知らない時代にはそういう環境があったというのだから驚きである。
銀座に戻ってくれば街は微温く浮かれてる。
集う人々の足取りは三田祭の学生達のそれと似てさながら国会議員の牛歩戦術。
微温さ万歳な金曜は全国的な祭日。
唐突に思うのは一瀬氏。
やはり、加納典明とブラックキャットに似ているのである。
山師万歳!
今日という日は朝のあの一文から最高が保証された一日であったのだ。
その感動をシェアしたく、朝一番に読んだ一文の最初の一行をここに引用しよう。
「あんたトラの爪って見たことある? 端的にいって出刃包丁だよ。」
(ユカ先生のテキストより引用した康芳夫の言葉)
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