強烈な眠気は未来への入り口
というわけで8時直前に例えようのない眠気に襲われ、しばらく抵抗するも、
ねた。
落ちるように眠りに入るあの一瞬が強烈に気持ち良く、3度くらいリフレーンさせたがまだ物足りない印象である。
最初はイスでうたた寝し、次にベッドの上でうたた寝し、意識混濁で更にガクっと落ちた。
落ちた先で待っていたのはまたしても強烈な世界で自分の脳内にこのようなビジョンを作り出す能力が眠っていたのかと驚いた。そこでは一人一人が自律的に生活している。けれどこれらの人物を動かしているのは自分の脳であり、それぞれのキャラが話す言葉も自分がつくりだした脳内のイメージである。
この世界での意思決定権は自分にある。
ところが行使することは恐ろしく難しい。
階段から飛び降りようと、壁を叩き壊そうと、何をやってもOKなはずの世界である。
にも関わらずそうした行動が選択できない。
そういう仕組みになっている。
催眠術にかかるとはこのような感覚なのかもしれない。
そこが自分の脳内イメージだという自覚のないまま時間の流れにそってリニアに物語は進んでいく。
6人の登場人物は数十分後には消滅する存在である。
にもかかわらず、彼らは自律している。
そして個性的に振る舞う。
不思議でならない。 自分がつくりだした人々と自分は対話している。
君らは誰だ??
脳がつくりだす仮想世界には無限の可能性がある。
そして手つかずで眠っている。
18歳の頃からずっと思っていたが映画、小説、マンガ、テキスト、映像、画像、体験、全てを超えて夢以上にハイパーリアルな感覚をもたらすものはこの世界には存在しないのではないだろうか。
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