北風と太陽

久しぶりに「北風と太陽」の寓話を読んだ。
なるほど!これっていい話だよね、と最初は思う。
しかし、現実世界に目を転じてみると問題解決の方法として北風戦略(「脅し」「強制」「否定」)を利用するケースが多い。また、自分もさきほどまでは北風戦略をプランニングしていたなあ。

おそらく北風戦略も全部がダメなわけではなく有効な場面では「即効性」が期待できるため重宝されるのだろう。

北風戦略:短期解決に有効。即効性有。しかし効かない場合は泥沼化しエントラップメントを引き起こす場合もある。また使い捨てな場合にはあとくされなくて痛快なケースもあるが遺恨を残す。(主に相手側に)

太陽戦略:長期的解決に有効。即効性は弱い。時間的な余裕がある場合は三方よしな相乗効果が見込まれる。

のかな、と思った。

話はそれるが「北風と太陽」をざっと読んでの最大の疑問は「旅人の服を脱がせる」という行為に付随する目的の不在だ。彼らは何のために旅人の服を脱がそうと思ったの?

(wikipediaをみると最初は帽子飛ばし合戦だったとの記述があったが)