【Macworld Expo 2009 雑感】今回はMac miniの発表はなし、しかしテキストキャストサイトはかなり面白く、Macrumorsがハックされる瞬間を体験
昨夜もいつものようにメッセンジャーで時間を共有しながらMacworldの中継を観ていた。
今回はmacrumorsliveを通じて中継を視聴したのだがこのサイトのテキスト中継システムがやけに軽快で非常に心地よかった。
ほぼリアルタイムに話している内容がテキストキャストされ同時にサイドバーに現場の映像が静止画でアップされていく。Twitterを高速化させたような印象である。
ところが中継半ばから様子が変わってくる。
突然
「ジョブズがたったいま亡くなった」
というテキストが流れた。
エッ?!
と最初は驚いたがすぐに
「このメッセージは間違いです。なんでこのメッセージがキャストされたのかわかりません…」
という訂正文が入った。
しばらくすると画面がメチャクチャになっていき。
このように完全にテキストキャスト機能がハックされてしまった。
ウェブサイトがリアルタイムにハックされる現場を目にするのは初めてだったのでかなり驚いた。
しかしmacrumorsliveのテキストキャストはリアルタイム性をもったテキストの面白さという「テキストコンテンツ」の新しい形を予見させるものであった。
視聴していたテキストキャストがハックされたのでどうしたものかと思っていたらヤサカさんがustream(ウェブカムによるライブ中継サービス)で現場から中継している少年のチャンネルを教えてくれた。
以後はこちらで音声を聞きながら他の作業をしていた。
基調講演自体はiLife09およびiWork09のリニューアルが主立ったニュースで期待していたMac miniの発表はなかった。期待していただけに残念ではあった。
ソフトの発表もそれはそれで重要だが肩すかし感があってやはりAppleの主力製品は斬新なユーザーエクスペリエンスを提供する「ハードウェア」と「ソフトウェア」が一体化した他では得ることのできない「サービス体験」なのだと改めて思った。
追伸:iTunes Music Storeの全曲DRM Freeは素晴らしい進展です。日本では当面ありえないだけに隔世の感があります。