ケータイの未来がどうあれ、やるべきことはひとつ

表題の件。
ケータイの未来、通信の未来、いろんな未来について人々が思いを巡らせ、あわよくば出し抜こう、あるいは脱落しまいと必死である。

自分は根無し草の特権として浮雲よろしくフワフワとやってきたので気楽だ。
しかし、成功も失敗もないのは「ぬるい」と非難されることも多い。

「浮雲」といえばそんなマンガがあったような。
気になったので調べてみると「浮雲」は小説の方で

とのことである。
そうか「浮き雲」のストーリーはこのようなものだったのか。
諌言耳が痛い。

諌言についてのいい話
※システムへの葛藤やら理不尽への苦悩はどの時代にも存在するようで現代においても文学はこの種の題材を扱い続けている。

「浮雲」という言葉で僕が最初に想起したのは下記であった。

浮浪雲

このような字を書いて「浮浪雲(はぐれぐも)」と読ませるらしい。

二葉亭四迷の「浮雲」とはストーリーが随分異なる。

Wikipediaから抜粋してみよう。

幕末時代の江戸・東海道の宿場町『品川宿』が舞台。品川宿の問屋「夢屋」の主人・雲(くも)は妻・かめ、11歳の長男・新之助(しんのすけ)、8歳の長女・お花(おはな)の4人暮らし。雲は仕事そっちのけでいつも遊んでばかりで、無類の女好き。幕末時代の家族・庶民の人間模様をコミカルかつシリアスに描いている。

また、勝海舟、沖田総司、近藤勇、土方歳三、清水次郎長、森の石松、坂本龍馬、楠本イネなど歴史上実在する人物も多数登場する。

「浮浪雲」は読んだことがないのでコメントは控えるがいまだ連載が続いていることから人々にとって何らかのソリューションとして機能しているのであろう。(驚くなかれ単行本は86巻まで刊行されている!)

昨日、「天才!(マルコム・グラッドウェル)」という本を読んだのだがこの本の中にもIQが異様に高いのに成功できない人の事例というのがでてくる。

著者によれば彼らが成功できなかった理由としてその能力が伝わるべき人に伝わっていなかったこと(実際には伝える能力が低かったこと)があげられていた。

これらの事例を見ていると「情報の最適化」が成されていないことによる人類の損出は考えている以上に巨大で不幸の多くはここに端を発しているのではないかと思えてくる。

繰り返しになるが自分のライフワークは「情報の最適化によるダイナミズムの拡大」である。
それが世界を面白くする方法だと本気で考えており、今後もこの命題を成すべく活動していくつもりである。