見知らぬ部屋の夢
知らない部屋の夢を観た。
部屋に帰ると巨木のある部屋であった。
二階への階段は腐界のごとくコケに覆われている。
一部の木々は腐っており、ボロボロと落ちていく。
部屋の1Fには店がある。
店はオーナーが運営しており、様々なガラクタが売られている。
階段は途中からはしごになっている。
はしごも落ちていきそうだ。
目が覚めると青い空と電波塔が見えた。
電波塔は赤と白に彩られている。
青い空がいい感じだったのでインスタグラムで写真を撮ろうとした。
2Fに上がっていくと自分が布団で眠っていることに気づいた。
ベランダで眠っている。
黒い掛け布団は最新式でダウンジャケットの技術を転用したものであった。
物音がするので向こうをむると階段をのぼったテラスのあたりにダウンジャケットが4枚くらい投げ置かれている。
オーナーが荷物を片づけにきたようだ。
外は雨と雪が舞っている。
寒くはない。
オーナーに挨拶をしようと身体を起こすと4人くらいの一団が階段を登ってきた。
雪を見つめていると時折空中で雪が静止するのがわかった。
一団はいぜん、この部屋に住んでいた人々とのことであった。
懐かしいので中を見せてください、と言われた。
一緒に中に入った。
リビングの隣には部屋が二つあった。
奥の部屋の扉はあけたことがない。
ハセガワさんとカメラマンがやってきて一緒に写真を撮りたいという。
できれば目線は睨み系でといわれたので何枚か写真を撮った。
おじさんがふたり娘を連れて上げってきた。
中は畳がしかれている。
みんな土足である。
不動産屋のかかりの女の子がお久しぶりです、と挨拶しにきた。
撮影をしていると写真の束を見つけた。
いまから40年前の写真であった。
写真はGIFになっていてアニメーションのように数秒間が記録されている。
友人の若いころの写真である。
中央でジャケットをきてギターを弾いている。
友人の奥さんの姉さんの写真もあった。
修学旅行のひとこまで大仏のまえで撮影されたその写真で彼女は居眠りをしている。
おばあさんも一緒に撮影することになった。
カメラマンがフィルムを交換している。
おしんこを食べるように言われたので手を伸ばした。