予告された殺人の記録
G・ガルシア=マルケス著、読了。
高名なノーベル賞作家の作品である。
100ページ程度の中編だが大変なインパクトである。
先日、東浩紀氏がポッドキャストでいっていたが本当に価値があるテキストには核があり、それは翻訳として形を変えても残るし、伝わる、
といった主旨のことをいっていたがその通りだと思った。
久しぶりに文学作品を読んだが、文学のパワーは映像表現らとはまたちがったモードを持っている。恐れ入った。
いつも思うが面白い小説の読後感は良質な映画を観た後の余韻と似ている。いまもラストシーンの映像が映画のようにちらつく。
この作品は小説だが読書感覚は映画的である。
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