マネジメント

なんでも規模が大きくなると関わる人も増えていく。

映画なんて最後にでてくるスタッフロールが長くて長くてびっくりする。

さっき電車に乗っているときにそんなことを考えた。

ひとりの天才がつくりだすことができるものはひとりの天才のものでそれは天才にしかつくれないものだ。

ところが規模がおかしなくらいに大きくなると天才性だけではどうにもならない局面がでてくる。

そこからさきはマネジメントの領域なのではないかと思う。

車や製品、例えばiPodとかプリウスとかDSとかコアになる天才性は必要だが、コアにあるアイデアなりビジョンなりを現実化させるためのエンジンとしてマネジメントやガバナンスのイノベーションが必須なのではないかと考えている。Googleにしてもコアは二人の天才だがドライブのカギは特異なマネジメントシステムであるように見える。

個人の能力をドライブさせる方法はいくつかあるんだけれど一番大きく影響を与えるのは「空気」だったりするわけで、インスパイアされやすい環境にいることが最も大切だと自分は考える。

スタートアップ企業やアートプロジェクト、コンテンツ、作品制作、など組織で動くことが要求されるあらゆる状況でマネジメントのイノベーションが必要とされている。誰をどう組み合わせるか以上にそれに関わる人がベストを超えて異様なパフォーマンスを発揮し、個を超えて動き出するためにはどのような環境、関係が必要なのか。あらゆる場面でそれを動的に発明していくことが必要なのだ。

誰もが天才的に振る舞う環境はどうやったら創れるのか。僕がやりたいのはそこだな。

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