安田講堂と活字と複雑性とオンラインとメディア
久しぶりに東大を訪れた。
写真は安田講堂。
夜は夜で別な迫力がある。
学会の後、カフェでもいこうかと歩いていたら驚いたことに東大構内にスターバックスがあった。
スターバックスといえば創業の逸話がハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にてに出ていた。以前、CBSの番組でも取り上げられていたが文字と映像では随分印象が違う。本書での説明だとコンテクストに自分の想像力が入り込むのでよりダイナミックな印象を受けた。
下記は週末に目を通した本。
・ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている
「創発」にくらべるとエッセイっぽさが強い感じがした。ドラマ、映画、ゲームにおける複雑さの変移とその意味するところについてかかれており、今後のオンラインエンターテイメントを考える上で思考のヒントがたくさんあった。
・ニューリッチの世界 The New Rich World
不老不死の研究とかしているわけではないのか。いや、それはおいといて、世界中の富は人間の可能性の拡大にこそ使われるべき、との感を強めた。この世界、まだまだ人類という種に起点をおくと無駄が多すぎである。
・超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会
バタバタしていて途中までだが後半が異様に面白いとのこと。マシーンブレインインターフェイスや海馬チップの話が楽しみ。前半に関していうとガンダムシードな世界が現実になっているのを実感。
と書籍はまだまだ面白いなあ、と感心。しかし、自分のテキスト読み量はネット上のテキストの方が圧倒的に増えているのは事実。その理由は「最大反復可能番組作り」と似ており、ザップしながら読むことで大量のテキストを消化することが容易になっているのである。
既存の活字メディアは紙の拘束によってここを取り込めない。
よって量的な活字消費の主戦場はスクリーン上のテキストへと変移する。
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