TANGO/Zbig Rybczynski 永久運動の魔力。映像作家による素晴らしいビジョン
(上記はオフィシャルサイトへの画像リンク)
概念的にはイメージできていたけれど中盤からショックを受けた。
オフィシャルサイトをみると制作期間は7ヶ月。一日の撮影時間は16時間と書かれている。
以下、動画へのリンク。まずは映像をみてもらいたい。
Tango.Caos Visual(1983年アカデミー賞短編アニメ賞受賞)
最初はなんてことのない映像の反復なのだがキャラが8体を越えるあたりから意味と時間と空間が強烈にディストーションされ世界が一変する。アイデアもそうだがバランスが素晴らしい。こういう作品を知らずにいたことが悔しい。と同時に偶発的にこの作品にこの日この時この場所で出会うとは…まさにリアル量子論。いやはやネットは偉大だ。
ところで、この作品との邂逅の軌跡だが
「ギズモード/ガイ・カワサキのiPhoneについてのコメントについてのエントリー」
→あれ、ギズモードってどこがやってるんだっけ?
→「インフォバーン」
→そうそうインフォバーンだった。そういえばインフォバーンって最近どんな事業やってんだっけ。コバヘン氏だよな。モブログとかいろいろあったな
→ん?「出版バリューマネジメント研究会」ってなんだ?
→次回の講師の福田淳氏のブログを見つける。
で、アクセスしたタブロイド007で上記の「TANGO」みつけたのである。
こうやって情報が情報へとリンクしていくプロセスは面白く、ネット上に情報があることが持つダイナミズムの本質はこうした偶発的なリンク感覚なのではないだろうか。存在が量子的というか、要素同士はパラレルに存在しているのにそれらがあるパターンでリンクしてくと最後にそれらが全体で一つを描くようなコヒーレントな関係を脳がつくりだす。
数年ぶりに石井塾で学んだ「パラレルリアリティ」の概念がよぎった。
検索してみたらなんと僕とヤマケンが石井先生の所に足繁く通っていたのはもう4年前なのであった。
また遊びいこう。
先生の近況は下記。
東京大学名誉教授・石井威望 「技術の日本」は21世紀も存続するか
追伸:最近のズビグニュー・リプチンスキー氏の制作現場のリポートが下記にありました。また、女子美の先生もやってるんですね。
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この投稿へのコメント
コメント寄せていただき、ありがとうございました。また、講演の宣伝までして頂き多謝! この映像見て、1982年の利賀村でやったタデウシュ・カントルの芝居「死の教室」を思い出しました。もっともワタシはNHKの録画でしかみられなかったのですが…
こちらこそ、コメントありがとうございます!
20日の講演には参加したいと思いますのでヨロシクお願いします。