lala.comがパワーアップしている

Wired Magazineの次の記事を読んで久しぶりにlala.comにアクセスしてみた。

Free Music Now! Lala.com’s Plan to Give Songs Away Could Upend the Industry

驚いたことにCD交換はとっくの昔になりを潜め、我々が2年前にやろうとしていた「share play」までが実現されている。

このスピード感は凄まじい。
たった1年でここまでやってくるとは正直思いもよらなかった。
対して日本のオンライン音楽環境は絶望的である。

さっそくとあるアルバムをアップしてみたが問題なくオンラインで聴くことができた。
問題なく使えてしまっているこの環境だが国内のスタートアップがサービスを実行しようとすれば違法との判定をうけるであろう。

問題なく、国外のサービスを利用できてしまっているにも関わらずである。
このあたりからは津田君の専門分野になっていくのだが国内の音楽業界な人々や企業とこうしたサービスが問題なく使えてしまっている現実との間には大きな大きな溝が横たわっているように見える。

仮にの話だが邦楽というものが聴かれなくなる環境を想像してみる。
(現実にはそれはないのだけれど思考実験は極端な方がいいので)
視聴環境が理由で邦楽が廃れていきついにはゼロに近くなっていった場合、国内からはレコード会社もアーティストもいなくなり、個人・アーティストはオンラインを通じて国外のサービスとダイレクトにつながり、楽曲は海外のサービスを通じて国内に提供されるようになる、という事態も非現実的とは言えないだろう。

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