chumby これもまた理想的な企画
上記がchumbyである。
詳細についてはchumbyのユーザによる下記の紹介VTRが参考になる。
ユーザがこんな風に紹介してくれるのだからスゴイものだ。chumbyは日本ではほとんど知られていないガジェットである。
簡単にいえばプログラマブルなネットワークインターフェイス付、ディスプレイ搭載置き時計なのだが日本ではこうしたプロダクトはほとんどつくられていない。(chumbyのサイトには山ほどウィジェット(ミニアプリ)があって、こいつらをchumbyにインストールすると画面に天気予報やら株価やらNewsやら日記やアニメなんかがネット経由で表示されるという仕組みだ)
この手のガジェットで成功した事例はほとんどないので参入しない理由も理解できるがもう5年くらいの間にブレイクする一発がイスラエルあたりのベンチャーとのジョイントでバコーンとでてきそうな気がする。
例えば下記なんかも面白い趣向のプロダクトである。
これはbug labsというベンチャーがつくっているBUGというオープンソースのハードウェアである。
上記のように幾つかのモジュール にパーツがわかれており、これらを組み合わせてカスタムメイドのデバイスをつくることができる。
CPUはARM11ベース。ベースモジュールは128MBのRAM、USB、SPI、LCDインターフェース、グラフィックアクセラレータ、シリアルポート、JTAGポート、バッテリー、有線LAN、Wifi、オーディオを備える。これにLCD、GPS、カメラなどを別モジュールとして組み合わせてカスタマイズする。ソフトの開発環境はLinuxになっている。
自分でGPSを装備したケータイや専用ポータブルデバイスをつくろうとすれば尋常ではない金額の開発費が必要とされるためあきらめるしかない。しかし、BUGのようなオープンソースのモジュールデバイスを利用すれば個人でもGPS機能をつかったデバイスの開発なんかが可能になる。
まあ、「何をつくるか」が最大のポイントなのでこれだけだと「おもしろいおもちゃ」でしかないのだがこういうのの先にとんでもない「オヤ?!」がある場合が多い。
というわけで一見、役には立たない、バカ売れはしそうにない、ようなモノのその奥にキラりとひかる「オヤ?!」の片鱗にこそ企画の本質が眠っているんじゃないかな、と僕は思うのである。
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