原案オークション 〜嘘かホントか知らないがアイデアは抜群かつ超強力なスモールネットワークメディアである〜

渡辺浩弐氏は「アンドロメディア」や「プラトニックチューン」の原作者である。以前はよくTVなどにも登場していた。

彼のブログを久しぶりに読んだ。
そこで興味深いエントリーを見つけた。

4月1日「さる業界の秘密」

と題された上記のエントリーでは「原案オークション」なるサイトについて触れられている。

以下、「原案オークション」の要点をまとめてみた。
「原案オークション」とはおよそ下記のようなものらしい。

・「原案オークション」は会員制の極秘サイトである。
・「原案オークション」の会費は高額である。
・「原案オークション」では小説・マンガ・ゲームのプロットが読み放題である。
・「原案オークション」では被落札後、原案制作者は著作者人格権を放棄する
・運営元は極秘である
・オークションだけで毎月億単位のお金が動く
・渡辺氏は3行のアイデアを3000万円以上の金額で売却した経験がある
・例のmixiの規約改定騒動はこの動きと関係がある

実際に触れたことがないので嘘か誠かわからないがリアルな世界ではこうしたスモールネットワークはそこかしこに存在する。
ある種の情報はスモールネットワークの中でだけやりとりされる。
そこでやりとりされる情報が経済的に価値を持つ場合、ネットワークは強力なパワーを有するようになる。

仮にこのネットワークが現存するのであれば学生がどんなにシナリオを勉強しようがどんなにいい原作を書こうがこのネットワークとの接点がなければアイデアが作品として顕在化する可能性は低い。

意思決定に関わる人数が少ないほど選択の成功確率はあがっていく。
だから、多くの場合、自然発生的に必然として、こうしたスモールネットワークは発生する。

しかし、このネットワークは誰がどのように運営しているのだろうか?
そして、いかなる経緯を経て発生、成長するに至ったのだろうか?

僕の興味はそこに集約される。

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