これじゃ複雑すぎてまるで保険商品 ドメイン移管に関する手続きをつうじて
メモ程度にまとめ。
KAGAYA.COMというドメインを取得してはや10年近くになる。
いくつかのホスティングサービスを乗り換えてきたのだがドメイン自体はNetworksolutionsで管理している。
いま使っているホスティング会社を早急に変えようと決意したのだが、どうにも手続きが煩雑でずっとやれずにいた。
さくらインターネットに変えようとしているのだがDNSのポイント先を変えるというオプションがなく、
ドメイン自体を移管しなければならないらしい。
Networksolutionsを使う金額的な利点も薄れてきたのでこの際、移管してもよいかな、
と思って手続きをはじめると昨年から管理体制に変更があったようで「REGISTRAR-LOCK」なるものが追加されていた。
これを外そうとNetworksolutionsの管理ページからログインするのだがどうにも様子がおかしい。
(ここまで情報を集めるのだけでも結構大変であった)
どうログインしても「Domain Protect」がエディットできないのである。
悪戦苦闘すること30分。ようやく事態が飲み込めてきた。
一つのドメインに対して管理アカウントが二つ設定されておりこれらをマージしてやらないと管理画面がフルで機能しない状態になっていたのである。
過去のファイルを探り当ててもうひとつのアカウントでログインするとあっさりエディット可能になった。
現在のアカウントとマージし、REGISTRAR-LOCKの解除を完了。
これで移管手続き完了か、と思いきやDBの更新はリアルタイムではないようで反映されず。
というわけで、今日できる作業はここまで。
ここまで2時間くらいあーでもないこーでもないとやっていたのだけれど、あまりにも複雑。
流れがわかってしまえばなんてことはないのだが、包括的な情報が無さ過ぎである。
医療知識が独占的な状態におかれているのと似ている。
金融商品も同じようなものだ。
それ自体が複雑なのではない。
本質にリンクした必要とされる情報が少ないのである。
わかってしまえばシンプルな構造だけれど、レイヤー毎に欠落してる情報があって、それらが絡み合うと全体が迷宮化してしまう。
この感じってヘンに複雑化してしまっている保険商品みたいな印象を受けた。
以前、「保険つっても所詮はカネ集めて運用してるだけなわけでネズミ講と構造はかわらん」と書いたらFPの人から
「保険商品でも立派に資産運用になります。なんならコンサルティングにいきます。」
とコメントをもらったのだけれど資産運用系の商品は保険部分のコストがかかってるわけだから他の資産運用手段に比べてパフォーマンスが落ちざる得ない、
と僕は思うのだけれど。どうでしょ?この部分に関しては反論はないと思うんですが。
保険についてはプロじゃないのでアレだけれど、格安を組み合わせるのが効果的じゃないかと思う。まあ、
それには保険に関する知識が必要だからちょっと勉強しなきゃならないので、それをコストと考えるとなんとも言えないのだが。
大手生保がやってる総合系の保険は経費率が高いから格安生保に比べると競争力がない。それをごまかすのに複雑化している。
というのが僕の理解です。
この投稿へのコメント
あはは(笑
保険商品、そうきましたか。
保険に関する誤解は「保険は資産運用商品ではない」というところ。困っている人を助け合う相互扶助商品なんだよ。本質はね。
だから、相互扶助するのに利益を追求しちゃいけない。
これはサプライサイドである保険会社も、デマンドサイドである消費者も。
保険会社が商品で見込んでいる利益は、①死差益 ②費差益 ③利差益と3種あります。保険料というものはこの①〜③がマイナスにも大してプラスにもならないように要はプラマイ0になるようシミュレーションして設定されます。
ということは、保険業法でも決まっているし。単なるスピリットではないはずよ。法律として守らなきゃいけないこと。
が、実際に販売してみると、①思っていた以上に人が死なない(=保険金の支払いが少ない=利益が多い) ②社内のコストダウンが著しい(=費用削減効果があるので利益が思ったより出た) ③景気がよくなり運用が想像以上にうまくいっている(=運用益による利益が想定以上)の理由で保険会社が儲かることはあるわけ。
話はずれたけれど、本質的には困っている人をみんなで助けようという商品が保険なので、それで運用を考えちゃいかん、というものなんです。
で、外資が格安のを出しているけれど、保険屋的にみると先が危ないものもたくさんあります。そして今騒がれている「保険金の不払い」も保険屋としてのモラルが低いところがどこかを見定めて契約しないと、安さだけだととても危険。で、それがどこかということはプライベートで話をしよう。
どんな商品にもいえるけれど、「理由なく高い」ものもあれば「安かろう悪かろう」もあるということ。
話の本題である「包括的な情報が足りない」ためにプロの手を借りなければならないという人ばかりでない世の中になった、ということが保険業界では認識が薄いかな。
包括的な情報があっても自分ではよく分からないからプロの手を借りたい人もいれば、
そういう情報があれば自分で判断行動したい人もいる。
後者に最適な商品提供・情報提供が現状の日本の保険業界ではなされていないのよね。