「トップをねらえ2 最終巻」  時間を巡るある物語

「トップをねらえ2」の最終巻をようやく観た。
恐ろしいくらいに時間軸の使い方がうまい。
「ほしのこえ」でも時間の流れがつくりだす切なさの表現が絶妙であったが「トップをねらえ2」の最終話のラスト数分はレベルが違った。奇跡的なバランスである。前作を取り込んだカタチで感覚を時間の中に見事に凝縮し表現することに成功している。脱帽である。
日本のアニメ恐るべし。ここまでやるか。

言葉がない。この余韻は小説以上かもしれない。
この感覚は「予告された殺人の記憶」の読後以来である。
映画でも小説でもそうだが作品の余韻が脳にグワーンと響いているこの時間こそがコンテンツに接すことで得られる幸福の極みであろう。

ありがとう。
よい夜である。

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トップをねらえ2! 6

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