スティーブバルマーのパフォーマンスが終わっている件について、そして「戦争広告代理店」


こんな社長がいたら日本の企業の場合どんな評価がされるんだろう。
日本でこれくらいパワフルだとその会社と本人は本業とは別のところでジェットコースター級のアップダウンに巻き込まれるのではないかと思った。

毎度のことなのであれだがパターンはこんな感じだろう。

1.最初は面白いパフォーマンスの社長がいるということでネットで口コミで動画が広がる。

2.次に足のはやいビジネス系紙媒体が取り上げる。

3.そして一般紙へと波及し、今度はTVがとりあげる。

4.単行本が量産される。(このあたりがピーク)

5.次に週刊誌がネガティブ要素を徹底的に洗い出し、数年前の事件などを掘り当て、追跡取材をかけ、うまいキーワードをみつけてきて「ラベル」を貼る。

6.ノーマルなパフォーマンスが段々と飽きられてきたタイミングでTVが一気にネガティブ要素に便乗する。

7.ネガティブ側の立ち位置にたった単行本が出まくる。

8.段々とメディアの露出がなくなり、忘れられる。

それなりに目立ち、ネットワークを張り巡らせつつも、反骨な構えをみせつつ、メディアとの良好な関係をつくる、ということをやらなければならないのだがこれには専門機関が必要だ。

というわけで企業の広報担当の方、そしてPR会社の方には是非、「ドキュメント 戦争広告代理店」を一読されることをオススメしたい。

この本、当初は世界の隅っこの出来事でしかなかったボスニア紛争を世界で最も注目されるべき問題へと切り替えていった敏腕PRマンたちの話である。情報について考えるうえで読んでおくべき第一級のテキストだと思う。

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