麺屋武蔵(青山一丁目店) ラーメン屋では周り人の話が面白い
ベクトルというPR会社のラウンジにいった帰り、久しぶりに麺屋武蔵を訪れた。
このお店は青山一丁目駅から続くカーブのちょっと先にある。
カーブを曲がりきるまで店の姿は見えない。
金曜の夜ともなればさすがに混んでいるのでないかとおそるおそるカーブを曲がると意外にも席は空いていた。
営業時間は21:30まで。ついたのが21:15。
なので時間帯がよかったのだろう。
こってる味を頼んで待つこと数分。
すぐに器が目の前に運ばれてきた。
一口食べて気づいた。
「味が濃い」
以前は感じたことがなかったのに今晩は麺屋武蔵のラーメンが塩辛く感じられた。これならば「あっさり」にしておけばよかったと思ったがおそらくこの2ヶ月の食生活の変化により自分の味覚が変化しているのだろう。
入店時には空いていた店内だが閉店まぎわにガーっと人が入ってきた。僕の隣には4人連れの男性。
彼らの話が聴こえてくる。話から推測すると彼らは何らかの客商売(おそらく飲食ではないかと思われる)を行うグループの一員のようであった。
朝の早い時間に彼らのひとりが出社すると女性社員がいたそうだ。
「一生懸命やってるし、かわいいんですがどうしても何かが足りないんですよ」
とひとりが嘆く。同僚らしきひとりが
「でも、そこがまた良さでもあるんじゃないですか」
となだめる。仕事の話がひとしきり続く。
「僕もいったんですよ。会長に。今月末は新規オープン続きますよね。大丈夫ですかって。そしたらさ、うーん。ってなっちゃって。カワイじゃだめだと思うんですよ。やっぱり」
と同僚のひとりなのだろう。
仕事を任せきれないことを嘆いていた。
とまあ、こんな話を5cmくらい隣で自分はきかされていた。
ラーメン屋では様々な職業の方々がそれぞれの職場の話をしている。
しかしそのほとんどは「凄いんですよあの人」とか「人生はハッピーで仕方がない」という話ではなく、仕事か職場の「誰か」の話だ。
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