「歌和サクラ」知ってますか? 〜自己増殖コンテンツと終わりのない作品〜 これはすごいわ、ショックをうけた
「歌和サクラ」さんの作品を聴いて衝撃を受け、その驚きを動画レポートにしました。
下記は動画レポートの補足エントリーです。
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遅ればせながら今日はじめて「歌和サクラ」の歌を聴いた。
そして驚いた。
「コンビニ」の時もスゴイことになってきたな、と思ったがこうしたオンラインコラボレーションが起きているとは。
簡単に説明すると【ニコニコ動画】『メルト』歌ってみました♪歌和サクラという上記の動画は
という原曲に歌和サクラがボーカルをつけた作品である。彼女は初音ミクを用いて作成された楽曲へボーカルを付加した作品を他にも多数発表している。ちなみに歌和サクラはオリコンのインタビューによれば未成年の学生である。
コンビニの時もそうだったが
初音ミクによるオリジナル楽曲→ボーカルorアニメ→ボーカルorアニメーション→リミックス作品
というオンラインコラボレーションのカタチができつつあるように思う。
いやはやこれは面白い。
曲をDNAとして動画・音声・アニメーションなど様々なコンテンツゲノタイプが発現していくダイナミズムはネットオリエンテッドなコンテンツの本質であろう。
こうした自己増殖型楽曲コンテンツが持つダイナミズムは著作権によってしばられた楽曲群へのカウンターだ。
僕個人の感覚としてはメジャーメディアに溢れるコンテンツ群は完成度は高くともシステムとして自己増殖機能を封印された「スタティックなコンテンツ」であり、飾って楽しむ分には申し分ないが「メルト」のように「変化」「ダイナミズム」を内包したコンテンツに接した後だと、安定しすぎており「ゆらぎ」がなく、感覚がドライブされない。
幾度か聴いたら満足してしまう、といったらいいだろうか。
「生きてる感」「動いている感」が薄いように感じるのである。
楽曲自体の良さとは別な感覚なので分けて考えないといけないのだけれど「これってコンテンツを楽しむ際の重要な要素だな」と思った。
歌和サクラの作品一覧:http://www.nicovideo.jp/mylist/3559323/3938485
歌和サクラのMySpaceページ:http://jp.myspace.com/utawasakura
歌和サクラのブログ:http://ameblo.jp/utawasakura
追伸:昨夜から歌和サクラさんの曲を全曲iTunesに入れてヘビーローテーションで聴いてます。いやーこれで高音質のCDなりダウンロードなりがでたら購入すると思うし、これだったら一般の楽曲と違って音質による商品の差別化が合理的に感じられるし、そうした音楽配信のカタチこそ理想的なんではないかと思います。
追伸2:「桜ノ雨」という曲は更に強烈な自己増殖作用が働き、262人のバーチャル合唱、中国語版合唱、韓国語版合唱という進化を遂げていることに衝撃を受けました。これはとんでもなく面白い。
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